story

第26〜30話「五人の勇者!(1)〜(5)」
 

 大文字学園中学に入学早々遅刻する男吾。男吾は担任であり理事長の息子でもある"シロトカゲ"倉田先生に刃向かい、シロトカゲの息のかかった柔道部によって反省室へ監禁されてしまう。シロトカゲは評判の悪い大文字を、権力で抑えつけることで世間並に引き上げようとしているのだ。空手部主将の火山も部室を柔道部に乗っ取られたが手が出せないでいた。
 そこで男吾は暴力をふるい我がもの顔でのさばる柔道部に対抗して「新柔道部」を設立する。正式な部として認めたくないシロトカゲは勝負することを提案、勝ったほうが正式な柔道部として認めると条件をだす。時は来月14日土曜日、試合形式は5対5の勝ち抜き戦だ。
 男吾は寮で同室の元相撲部・河内文太、柔道部のオチコボレ"オニギリ"こと早乙女力と"キュウリ"青木等の3人の仲間を集める。空手部からも火山いちおしの女の子が。それはなんと円谷操!男吾に惚れ込んだ操は男吾を追って大文字に入学していたのだった。
 こうして集まった素人同然の5人はシロトカゲの妨害にも耐えながら稽古にはげむのだったが、いよいよ試合当日になって男吾と河内の2人が英単語の再テストを受けさせられてしまう。もちろんシロトカゲの作戦だ。試験が終わるまでは3対5で戦わなければならない勝ち抜き戦。
 果たして男吾率いる新柔道部は勝利することができるのか!?

第31話「愛と心と優しさと
   夏休み。家に帰らなかった男吾は新柔道部"オニギリ"こと早乙女の家へ一緒に行くことに。なぜかオニギリは帰りたくない様子だが・・・?
 オニギリの帰りを待っていたのはオニギリを男として認めていない愛・優・心の三姉妹。帰るなりまるでお手伝いさんのように扱われるオニギリに、男吾は男らしい強さを見せつけてやれと忠告するが全くうまくいかない。それどころかひったくりに遭った長姉・愛を助けることもできず軽蔑されてしまう。そこで男吾の立てた作戦「プロジェクトO(オー)」とは?
第32〜35話「新たなる敵(1)〜(4)
   部員も増え、ますます活気づく新柔道部。そんな新柔道部が面白くないのは部員の少ないボクシング部だ。
 ボクシング部は新聞部の"ネズミ"こと関和美に強制入部勧誘の現場を撮られている。そんなことを明らかにさせるわけにはいかないと部長"海ボーズ"鶴田は、ネズミが新柔道部の取材中に新聞部部室からネガを盗んでくる。
 ネズミと男吾はネガを取り返そうとボクシング部に乗り込むが、逆にネズミの大切なカメラを壊されてしまう。怒りの男吾は海ボーズとのボクシング対決を挑むが手も足も出せず海ボーズ必殺の左アッパーの前に沈んでしまう。
 巴男吾、敗北!!
 落ち込む男吾は新柔道部も辞め、まるで抜け殻のように。そんな男吾にネズミは喝を入れ、なおかつ海ボーズ攻略のヒントも与えてくれる。再び打倒海ボーズに立ち上がる男吾。来週の日曜日、学園祭でのリベンジは成功するか!?出るか、幻のダン5バズーカ!!
第36話「おかえりとおめでとう
   正月だというのに田舎に帰らずさみしそうな河内。男吾も帰らないつもりでいたが姫子から葉書が。
 「・・・PS、巴家にカッコイイ人が下宿してます。好きになっちゃいそう!」!!・・・
 久しぶりに帰る我が家はあいかわらず、だったが母ちゃんの甥にあたる判大丸が下宿していた。姫子からと思っていた葉書も大丸が書いたものだった。当の姫子はというと家族でハワイ旅行・・・。
 男吾と大丸は何かにつけて衝突している。そんなとき、男吾が帰っていることを知って姫子がひとりで日本へ向かった、との連絡が入る。そこまでして男吾に会いに来る姫子の為、大丸は、明日の朝に帰るという男吾に寮に帰るのを一日延ばせと言う。ところが男吾は・・・。
第37話「紅い嵐(前編)」
   大文字に一匹狼の女番長・紅静波が帰ってくる!!学園内は緊張感で張り詰める。フランス帰りの静波はそれまでとは違い子分を引き連れ、金をばらまき下品な武道系の部活動を差別することで学園を上品に変えるという。男吾も大好きな食堂のおばちゃんも、食堂がフランス料理専門になることでクビになると・・・。
第38話「紅い嵐(後編)」
   静波の用意させたクロワッサンの朝食では物足りないという生徒を元気づけるように食堂のおばちゃんが顔を出す。おばちゃんが作るメシの好きな生徒たちのためにも「大食い大会」を強行しようとする男吾だったが、それさえ静波たちは妨害してくる。ドロにまみれた握り飯を前に、涙するおばちゃんの姿。怒りに燃えた男吾は火山、操とともに静波のもとへ走る! 「紅静波〜、許さん!」
第39話「オレは学園助け人!(前編)」
   新学期。まるでヤクザのような教師"アゴマキ"こと荒巻先生がやってきた。上級生の弱い者イジメから新入生を守るべく「学園助け人」として活躍する男吾をアゴマキ先生も気に入った様子。ところが、学園助け人は助っ人代一回500円、という噂が流れる。男吾はそれをつきとめようとしたがそのせいで、喫煙による火事さわぎに巻き込まれる。
第40話「オレは学園助け人!(後編)」
   弱い立場の下級生から金をまきあげ、喫煙の果てに火事を起した罪をきせられた男吾。白い目で見られる男吾だったが、言い訳をせずに自らの手で犯人である二人を捕まえようと走る。調べた先には暴力団の影。すべてを知ったアゴマキ先生は、男吾を危険な目にあわせないように一人で暴力団の事務所へ向かうのだった。
第41〜43話「剣術大勝負(1)〜(3)
   廃部寸前の大文字剣道部。名門天堂中剣道部が防具を引き取りにやってくるが、まだ剣道部には主将の一条が残っていた。
 一条は天堂中とに試合を申し込み、それに負けたときに防具を持っていけと告げる。あまりにも不利な一条に手を貸す男吾。
 その後剣道部には熱心な谷広美、少しうわついた浜田コーヘイ、山村ミキ、橘トオルが加わりメンバーは揃った。5人は顧問の"のんべえ先生"こと柳井先生の田舎で合宿するが、猛特訓に耐えかねた浜田、山村、橘が逃げ出してしまう。残った3人はのんべえ先生の教えたそれぞれの課題をクリアーし、いよいよ試合の日をむかえる。
第44話「ハチャメチャ学園祭」
   学園祭に大いそがしの男吾。そこへ操が"学園長の孫"ハジメを連れてくる。ハジメを男吾に押し付けて操は遊びに行ってしまうがハジメのわがままに男吾もお手あげ。
 そのうちハジメのわがままはエスカレート。"学園長の孫"としてチヤホヤする他の生徒をまるで家来のように扱い出す。ついに男吾は堪忍袋の緒が切れ「イクジナシのお守りはもうゴメンだ!」と突き放す。
 走り去ったハジメは男吾にイクジナシでないところを見せようと、大きなハリボテのゴジラの頭に登っていた・・・。
第45話「オレが寮長だ!」
   誤って男子寮の玄田寮長に怪我をさせてしまう男吾。玄田は臨時の寮長に男吾を指名する。
 はりきる男吾に女子寮寮長の森下は冷たく、もしつとまらないようならプールの掃除をするよう言いつける。それでも男吾なりに寮長の努めを果たしていた。
 しかしある夜、女子寮でガラスの割れる音がし、駆けつけた操らが見たのはぐったりした森下を抱き抱える男吾の姿だった!
第46〜48話「黒い陰謀をたたけ!(1)〜(3)」
   大文字学園に ”文部省から視察官がやってくる”との連絡が入る。教頭は「コイツだけはよその人にみられたくないリスト」を作り、4人を視察官の目の届かないところに隔離することに。
 選ばれた4人とは男吾、体重百十キロの ”学園台風”こと北島 剛、男吾を倒して番長になりたい豆田 陣八、そしてなぜか成績優秀の林 洋一。男吾は簡単には捕まらなかったが、新任で男まさりの白鳥 竜子先生によって力ずくで監禁される。土蔵に閉じ込められた男吾たちは竜子先生に見張られたまま外に出ることができない。
 そうしているうちもうすぐ十日経とうとしている。しかし、大文字の校則では十日無断欠席したものは即退学・・・教頭は始めからこれを狙っていたのだった。男吾たちは土蔵に隠された抜け道をたどって外へ出ようとするのだが・・・。
第49〜53話「打倒!管理学校(1)〜(5)」
   大文字の姉妹校・十文字学園とお互いの代表生徒が一ヶ月だけ交換入学うることになり、学園長は男吾を選んだ。
 十文字学園は規則に厳しい学校で、男吾は息がつまりそうに。すぐに規則に従えなくなった男吾は突然現れた”管理教師”に制裁をうけ、教師に手をあげた罰としておちこぼれ達が集められたX(ペケ)組へ送られる。
 X組には自由が好きなトム、規定の制服が着られないフーコ、赤髪のメグ、男吾と同様管理教師を倒そうとしたリキ、そして彼らをまとめるボスの5人がいた。男吾はリキ、トム、メグの力を借りてほとんどの管理教師を倒すが、管理教師一の実力者・剣兵衛には歯が立たず、間一髪のところをボスに助けられる。ボスは男吾に「トカゲのしっぽをいくらたたいたところで”頭”をつぶさないかぎり無駄だ」と忠告し、単独で行動を始める。
 剣兵衛と一対一で決着をつけた男吾は十文字の”頭”が生徒会長・如月 俊であることを教えられる。いそいで如月のいる生徒会室へ走るとそこには、如月、ボディーガードの乱と舞の双子の姉妹、そしてボロボロになって床に横たわるボスの姿が・・・。
 ボスを捕まえられたまま如月は男吾の前から逃げていく。ボスは身動きが取れないながらも放送を使い、如月が学園を乗っ取ろうとしていることを校内に伝えるが管理教師の支配下では、如月の生徒会に刃向かえる生徒も出てこれない。そこで男吾は第二生徒会の設立を宣言するのだが、罠にかかって男吾は捕らえられ校庭に縛り上げられる。トム、メグ、リキも捕まった。このまま如月生徒会を潰すことはできないのか!?