「あまいぞ!男吾」あらすじ

11巻
1話(37話)『打倒!管理学校』
 

 大文字の姉妹校・十文字学園とお互いの代表生徒が一ヶ月だけ交換入学うることになり、学園長は男吾を選んだ。
 十文字学園は規則に厳しい学校で、男吾は息がつまりそうに。すぐに規則に従えなくなった男吾は突然現れた”管理教師”に制裁をうけ、教師に手をあげた罰としておちこぼれ達が集められたX(ペケ)組へ送られる。
 X組には自由が好きなトム、規定の制服が着られないフーコ、赤髪のメグ、男吾と同様管理教師を倒そうとしたリキ、そして彼らをまとめるボスの5人がいた。男吾はリキ、トム、メグの力を借りてほとんどの管理教師を倒すが、管理教師一の実力者・剣兵衛には歯が立たず、間一髪のところをボスに助けられる。ボスは男吾に「トカゲのしっぽをいくらたたいたところで”頭”をつぶさないかぎり無駄だ」と忠告し、単独で行動を始める。
 剣兵衛と一対一で決着をつけた男吾は十文字の”頭”が生徒会長・如月 俊であることを教えられる。いそいで如月のいる生徒会室へ走るとそこには、如月、ボディーガードの乱と舞の双子の姉妹、そしてボロボロになって床に横たわるボスの姿が・・・。
 ボスを捕まえられたまま如月は男吾の前から逃げていく。ボスは身動きが取れないながらも放送を使い、如月が学園を乗っ取ろうとしていることを校内に伝えるが管理教師の支配下では、如月の生徒会に刃向かえる生徒も出てこれない。そこで男吾は第二生徒会の設立を宣言するのだが、罠にかかって男吾は捕らえられ校庭に縛り上げられる。トム、メグ、リキも捕まった。このまま如月生徒会を潰すことはできないのか!?


12巻
1話(38話)『絶叫!うしみつ時』
 

 夏休み中の校内の、美術室にユーレイが出るとの噂が立つ。事実、河内も見たという。
 信じない男吾は相手にしなかったが操に「恐いんでしょ」という言葉に挑発され、生け捕りにして夏休みの自由研究にしてやる、と息まく。ところがいざ行ってみると本当に現れたもんだから、一緒に行った陣八共々パニックに。
 次の日こそと向かったが今度は昨晩以上にエスカレート。何体も姿を現したユーレイの正体とは?

 
2話(39話)『ねらわれた男吾』
   男吾のクラスに転校生が。十文字学園で闘った乱と舞の姉妹が男吾を追って転校してきたのだ。乱と舞は決着をつけるべく、しつこく男吾を追いかけ回す。
 操のクラスにも転校生が来ていた。名は不破 源次郎。強いやつを倒すためだけにいくつもの学校を渡り歩き、大文字に来た目的は男吾を倒すため!という。不破も乱・舞のようにしつこくケンカを売ってくるがそのやり方は悪質だ。男吾は意地でも相手にしないと言い張る。
 自分達が女であるために男吾が勝負してくれない、ということを知った乱・舞は髪の毛を切り落とす。その気持ちを受け男吾は勝負の約束をする。しかし念願の男吾との勝負を前にして、乱・舞は不破によって倒される。二人の無念さを受け取った男吾は、ついに不破に果たし状を叩きつけた!
 
3話(40話)『ハチャメチャ大みそか』
 

 大晦日だというのに一人でさみしそうな学園長のために男吾と陣八は学園長の家を訪ねる。題して 「さびしい老人年末ぐらいは楽しくやろう大みそかスペシャル」
 そのうち男吾はこの家に隠された”戦術の書”の存在を知る。”戦術の書”を巡って男吾、陣八、乱・舞の三つ巴の勝負。
 さて最後に”戦術の書”を手に入れるのは男吾か!乱・舞か!陣八ってことはなさそうだが?


13巻
1話(41話)『最強のライバル登場』
 

 メシ一食でなんでもやる”学園助け人”として活躍する男吾。そこへ突然父ちゃんがやってくる。一日で帰ると思っていたが、朝早くから男吾のお株を奪う助っ人ぶりに男吾の商売上がったり。しかも父ちゃん、一発で不破と台風を倒してみせたもんだから弟子志望者が続出する。父ちゃんは弟子たちに男吾を倒せ!と指示し空手部、柔道部、合気道部ぶち抜きで作った”ケンカ道場”で男吾の来るのを待ちうける。道場には不破や台風、乱・舞を含む精鋭100人が男吾の行く手を阻む。果たして男吾は父ちゃんのところまでたどり着けるのか!?

 

2話(42話)『里帰りで大あばれ』

   不破や台風、乱・舞に陣八らを連れて男吾は久しぶりの里帰り。一見、ガラの悪い大文字の仲間と小学校時代の友達は気が合わない様子だ。
 巴道場には新顔がいた。男吾より一つ年下の聖 直也はカワイイ顔して実力は道場一だとか。実際男吾も投げまくられる。唯一投げられたのも聖が姫子に気を取られたからだった。不意討ちのような男吾のやりかたに怒る姫子。久しぶりの男吾との再会なのに、姫子はひどく投げられケガをした聖の手当てに専念する。聖はあこがれの姫子に看病してもらえて幸せそうだ。
 ある夜の道端でのこと。ケンジやヒデキらが男吾に殴られる。しかし本人はそんなことした覚えはないし、陣八や不破たちは男吾がそんなヤツだとは思っていない。そこで男吾にないしょで犯人を捕まえようと姫子たちの協力を仰ぐ陣八ら。  そしてその夜。暗い夜道をオトリになって歩く姫子の前に、ポケットに両手を突っ込んだ”男吾”が立ちはだかった!
 
3話(43話)『新たなる旅立ち』
 

 今度こそ父ちゃんとの決着をつけようと興奮する男吾。興奮しすぎて父ちゃんが後ろにいることにも気付かず、陣八と闘っても勝てないような状態。そんな男吾の母ちゃんは問いかける。 「おまえはなぜ父ちゃんに勝ちたいんだい!?その理由が、おまえの中にあるかい!?」
 朝。男吾が出した答は「父ちゃんが父ちゃんだからだ!」そして二人の、巴流ケンカ道最大の戦いが始まる!!