「あまいぞ!男吾」あらすじ

9巻
1話(31話)『剣術大勝負』
 

 廃部寸前の大文字剣道部。名門天堂中剣道部が防具を引き取りにやってくるが、まだ剣道部には主将の一条が残っていた。
 一条は天堂中とに試合を申し込み、それに負けたときに防具を持っていけと告げる。あまりにも不利な一条に手を貸す男吾。
 その後剣道部には熱心な谷広美、少しうわついた浜田コーヘイ、山村ミキ、橘トオルが加わりメンバーは揃った。5人は顧問の"のんべえ先生"こと柳井先生の田舎で合宿するが、猛特訓に耐えかねた浜田、山村、橘が逃げ出してしまう。残った3人はのんべえ先生の教えたそれぞれの課題をクリアーし、いよいよ試合の日をむかえる。

 
2話(32話)『ハチャメチャ学園祭』
   学園祭に大いそがしの男吾。そこへ操が"学園長の孫"ハジメを連れてくる。ハジメを男吾に押し付けて操は遊びに行ってしまうがハジメのわがままに男吾もお手あげ。
 そのうちハジメのわがままはエスカレート。"学園長の孫"としてチヤホヤする他の生徒をまるで家来のように扱い出す。ついに男吾は堪忍袋の緒が切れ「イクジナシのお守りはもうゴメンだ!」と突き放す。
 走り去ったハジメは男吾にイクジナシでないところを見せようと大きなハリボテのゴジラの頭に登っていた。
 
3話(33話)『オレが寮長だ!』
 

 誤って男子寮の玄田寮長に怪我をさせてしまう男吾。玄田は臨時の寮長に男吾を指名する。
 はりきる男吾に女子寮寮長の森下は冷たく、もしつとまらないようならプールの掃除をするよう言いつける。それでも男吾なりに寮長の努めを果たしていた。
 しかしある夜、女子寮でガラスの割れる音がし、駆けつけた操らが見たのはぐったりした森下を抱き抱える男吾の姿だった!


10巻
1話(34話)『黒い陰謀をたたけ!
 

 大文字学園に ”文部省から視察官がやってくる”との連絡が入る。教頭は「コイツだけはよその人にみられたくないリスト」を作り、4人を視察官の目の届かないところに隔離することに。
 選ばれた4人とは男吾、体重百十キロの ”学園台風”こと北島 剛、男吾を倒して番長になりたい豆田 陣八、そしてなぜか成績優秀の林 洋一。男吾は簡単には捕まらなかったが、新任で男まさりの白鳥 竜子先生によって力ずくで監禁される。土蔵に閉じ込められた男吾たちは竜子先生に見張られたまま外に出ることができない。
 そうしているうちもうすぐ十日経とうとしている。しかし、大文字の校則では十日無断欠席したものは即退学・・・教頭は始めからこれを狙っていたのだった。男吾たちは土蔵に隠された抜け道をたどって外へ出ようとするのだが・・・。

 
2話(35話)『男吾vsヤサ男』
   去年から長期入院していた岬ヒカルというヤサ男が退院し、男吾のクラスにやってきた。母性本能をくすぐるタイプの岬は女生徒に大人気。おとなしいユリも岬に恋心を抱いている。
 調子に乗った岬は、操を自分のものにしようとするが、そんな岬を操は全く相手にしない。それでも操を手に入れたい岬は、ユリの気持ちに気付くこともなく、せっかく編んだ手袋も踏みつけてしまう。ユリの気持ちを踏みにじった岬に男吾はケンカを売るのだったが、岬はただのヤサ男ではなかったのだった。
 
3話(36話)『死火山か、活火山か!?』
   男吾は陣八に自分より強い火山を会わせようと、ゴールデンウィークを利用して大矢高校へ。しかしそこで見たのは、元気もなくすっかりだらしなくなった火山の姿だった。
 弓道部の女の子が好きになったと語る火山を男吾たちがおちょくったため、怒った火山は大ケガをしてしまう。男吾は火山の代わりに気持ちを伝えようと弓道部へ走る。そこには黒山の人だかりの中で稽古に励む”弓姫”が。弓姫に話をしようと飛び込んだ男吾だったが弓道部主将で巨漢の入網 照子につまみ出されて・・・。