第1話「あまいぞ!男吾」
帰宅してきた小学生。玄関前で鬼気迫る表情。息を大きく吸い込み「ただ今帰りましたぁー」廊下を駆け抜けようとする彼にいきなり襲いかかる母のホウキ攻撃!それをかいくぐるとハンガーが飛んできて、息つく間もなく父の空手殺法!「きょうはナントカ無事にたどりつけそうだぞ」しかし!彼の顔面を直撃する竹刀・・・。高笑いの姉。「アッハハハハあまいぞ、男吾!」
武道家ぞろいの”弱肉強食”な家庭にすむ巴男吾は一文字学園の5年生。毎日のように遅刻し、その日も遅刻して担任の"モミアゲウマ"にどなられた。その横に見慣れない、転校生の女の子が立っている。
奥田姫子。奥田財閥の令嬢である姫子はいきなりクラスのボスである男吾に腕相撲で勝負を求めてくる。自信マンマンの男吾だったが、姫子のウィンクに気をとられて負けてしまう。
姫子は成績優秀、品行方正、そのせいか、なかなかクラスに馴染めず、今までの学校と同様に”社長令嬢”として扱われる。そんななか、男吾は腕相撲の借りを返そうと「果たし状」を姫子に渡すのだった・・・。